夏のツーリング1400m編

「夏は林道に限る!」ということで、この日は林道を使って標高の高い山を目指してみました。30度超えの夏日でしたが、それ以上に涼しくて走りやすかったです。
当初の予定では無謀にも2000mの山を目指していたのですが、途中いろいろあって断念。技術体力共に不足しておりました。ルートを変えて1400mの山を走ってきましたが、これがまた大変で、王滝100kmと同じくらい疲れました・・・。


この日のメンバーはizmさん、kswkさん。天気はサイコー。山の麓でも都内より涼しいのが実感できます。
ここまでは車でしたが、都内の集合場所からここまで2時間半くらいかかりました。渋滞はなかったのですが、奥多摩、遠いっ・・・。

管理人が以前、乗っていた「DMR TrailStar」。クロモリ山サイ仕様となって復活です。DMRというとアクション系なイメージがありますが、この「TrailStar」はどちらかというと、山も走れるモデルとして当時は発売されてました。

山頂までは林道を使って標高を稼ぎます。ウォーミィングアップで1時間半くらいでしょうか。ノンビリ会話しながら登ります。
それほどキツイ登りじゃないですが、王滝や富士見アドベンチャーの練習にいいかも。。

林道から山道に入りますが、どうもガケに落ちそうで乗れそうなんだけどついつい押してしまいます。ここから押しモード。山の中は涼しくて天然クーラーです。
当初予定していたルートに登る途中でマシントラブル発生。山もかなり険しくこのペースでは下山時間が心配ということでルート変更。

別ルートにやってきたのですが、なんと橋がない!先日の大雨で橋が壊れたそうです。
向こう岸までは10m以上もあるし、下は沢になってますが一番下までは10m以上と行き止まり状態。
なんとか沢に降りる場所を見つようということになりあたりを捜索。

何とか降りれそうな場所をみつけ、3人でリレー形式でバイクをおろしますが、これがかなりハード。オロナミンCのCMですか!?って感じです。

やっと下に降りてきました。橋がバラバラに崩れてます。なんとかドライなコンディションだったからよかったですが、泥の中を降りるかと思うとゾっとします。

なんとか降りたはいいけど、反対側に登らないと行けません。なんとか沢を渡ればあまり登らずに反対側に行けそうな道があり、沢を渡ることに。写真はバイクを洗っているように見えますが、流れが速いので超真剣。手渡しでバイクを向こう岸まで運びます。

なんとかトラブルを乗り切り、先を急ぎます。
やっとの思いで、標高1400Mくらいまで登ってきました。山々の緑がホントにキレい。葉っぱもコケも色が明らかに違います。もののけ姫?の森っぽい雰囲気かな。虫もほとんどいないし走りやすいですが、道が細いのでガケに落ちないように進むのが大変。

橋が落ちているトラブルもあり2時間で登れる行程が、3時間もかかってしまいました。おまけに担ぎの登りのルートを引き返したこともあり体力もなく、ほんとに辛かった。山頂に着いたときはホントに嬉しかった。
待ちに待った下り!うっぷんを晴らすべく快走!といきたいところですが、足がパンパンで漕ぐ体力もなく、スタンディングで足がつりそうに・・・。

文句ブーブーだったKWSKさんもご機嫌。コース的には緩やかで倒木に注意しながらクネクネとスラロム風に進む感じ。これが楽しい〜。
ここは道がかなり分かりにくいので、落ち葉のシーズンにきたら、ラインが分からなくて迷子になるかもしれないので注意!

後半に行くにしたがって道はどんどんハードに。人もバイクもほとんど通らない道のようで岩がゴロゴロしていて、かなり荒れ気味。道も崩れている箇所が多いので後半は乗れない部分がでてきます。
下りはだいたい1時間ちょっとという感じですかね。1400m分は十分、楽しめますが、下りも結構しんどいです。

無事に下山してきました。今回はだいたい6時間の行程でした。70%は登りだったイメージです・・・。乗車率も低かったぁ。登りはとにかく、押しが多かった気がします。岩場の本格的な登りも少し挑戦しましたが、担げるフレームじゃないと無理ですね。椅子に肩を引っ掛けましたが、岩の壁面にかかっている鎖に捕まりながら歩いたりするので、ちゃんと担がないと崖に落ちますね。

まとめ
ざっと書いてみるとかなり辛そうなツーリングですが、終わってみると楽しかった!?と思います(苦笑
山を走る(登る)ことに関してはまだまだ経験不足だなと痛感しました。うかつな行動で迷惑をかけないように、次回は万全の体制でリベンジしたいと思ってます。
今回は改めて登山の楽しさが少し分かったような気がするツーリングでした。でも崖を降りるのはもう勘弁〜。

2006年9月5日 過去のコンテンツ